相場の先行きが不透明な状況に陥った時には、いつでも逃げられる手を打っておくことが、どの通貨ペアの取引でも必要です。
そのために注意したいことは、出要があり来るだけ流動性の高い通貨で取引をすること。流動性の低い通貨を買って、その通貨が暴落しそうだということで売ろうとしても、すでに他の投資家もその通貨を売りに走っているため、自分の売り注文が成立しにくくなり、そうこうしている間に損失がどんどん拡大するという状況にもなりかねないからです。
また、他の通貨ペアを用いて、自分が保有している通貨ペアのリスクをヘッジすることもできます。たとえば、米ドル買い・円売りを行なっている場合、円高が進むと為替差損を被ることになります。このような場合、同時に米ドル買い・ユーロ売りを行なっておけば、状況次第では米ドルがユーロに対して値上りしていることもあり、この部分で確保できた為替差益によって、米ドル・円の通貨ペアで被った為替差損を相殺できる可能性も高まってくるのです。
ただ、他の通貨ペアでヘッジをかけようとしても、その思惑通りに相場が動くとは限りません。最悪の場合、両通貨ペアで為替差損を被ってしまう恐れもあります。ですから、何よりも大事なことは、流動性の高い通貨を選ぶことによって、いつでもポジションを解消して逃げることのできる体制を作っておくことなのです。