通貨ペアで「ユーロ・円」、「豪ドル・円」というと、ユーロと円の取引、あるいは豪ドルと円の取引というイメージが強いのですが、実際に取引が行なわれる時には、一度、米ドルを間に介在させて取引されるのが一般的です。たとえば豪ドルと円の通貨ペアの場合は、たとえば円を売って米ドルを買うと同時に、米ドルを売って豪ドルを買うという取引を同時に行ないます。これがクロス円取引と呼ばれるものです。基本的にカナダドルや豪ドル、ニュージーランドドルといったドル表示の通貨と円を取引する際は、米ドルをキーカレンシーとして取引するのが普通であり、スイスフランと米ドル、あるいは英ポンドと米ドルなど一方に欧州通貨を取引の対象とする場合は、間にユーロを介在させてクロス取引が行われます。ただし、欧州通貨と円の取引を行なう場合には、間に米ドルを介在させたクロス取引が一般的です。